やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、 やらなかったことの後悔は日々大きくなる。(野心のすすめ/林真理子)
林真理子は、かつてコピーライターだった。
「つくりながら、つくろいながら、くつろいでいる。」
TCCで新人賞を獲った西友のコピーは、個人的には好きだ。
もとは、TCCとは程遠いチラシのコピーを書いていたそうだが、
ある日、「このままではいけない」と一念発起して、
糸井重里のコピー塾に通うことにしたそう。
人と違う服を着て目立つだけではなく、コピー課題に、
自作のCMソングをつけて歌うほどに、本気で取り組んだらしい。
そこまでの努力を全課題において続けることで
「面白いやつがいる」と思われることに成功したらしい。
広告業界は、一流、二流、三流が、分かりやすい。
一流のクリエイターには、一流のオーラがある。
もぎたての果実のようにキラキラしていて、
仕事について心底楽しそうに話す。
二流の会社には、二流のオーラがしみついている。
ところで、世の中には
一生エコノミークラスに乗り続ける人がいる。
一度でもビジネスクラスに乗るとどうだろう。入り口が違い、
ファーストクラスを通り抜けてビジネスクラスの席に着くことになる。
そのとき、はじめて一流の世界を見ることになる。
一生、一流を知らない幸せもあるとは思うけど。
とにかく、今の自分はまずいと思ったら、
環境をがらっと変えて、大学デビューするみたいに立て直そう。
【その他の言葉メモ】
有名人と何を語れるか。
語るための自己投資をしているか。
自分は特別な人間だという自信と、
自分は普通の人間だという謙虚さ。
この二つを同時に持っていたい。
野心を持てる人とは、
自分に与えられた時間はこれだけしかないと自覚している人。