想いは、世界線を超える。
(STEINS;GATE負荷領域のデジャヴ)
以前の記事「記憶を消してもう一回プレイしたい」にある、
STEINS;GATEの劇場版。公開日初日、朝9時に池袋へ。
待ち合わせの時間になっても現れないオタク仲間に
「チケットは“未来ガジェット9号自動ドクペ販売機”に隠された。」
とメールを残して、上映時間を1秒も見逃すまいと席につく。
OPがはじまっても、予約した友人の席は空いたまま。
ちょっと気にしながら観ていたが、いつのまにか映画に没頭してた。
久しぶりに見たラボメンたちと、クリスッティーーーナッ!
前作で、いくつもの世界線を超えてきた負荷により、
現在の世界線から消失し、別の世界戦へ移動してしまう岡部倫太郎。
存在自体が失われるその世界で、唯一岡部の喪失を認識する牧瀬紅莉栖。
ラボメンがひとつになって岡部を救うために奔走するーー続きは劇場で。
という話なのだけど、やっぱSTEINS;GATE大好き。
タイムトラベルという題材は、
いくつものサブストーリーを生み出しやすくて、
マルチメディア戦略にはまる、うまいネタだ。
いや、戦略なんてどうでもいい。個人的にただただ大好きだ。
いま自分が生きている世界線から移動できるとしたら?
そこにいる自分はどんなふうに暮らしているだろう。
人生は選択の連続だ。だからこそ、別の世界線があるとしたら、
今の自分と、まったく違う自分がそこにいるだろう。
でも、少なくともこの世界戦にいる僕に後悔はない。
あのときああしていれば、と思う反面、
あのときああしてしまったから、今があると思える。
結局、選んだ選択肢を正しいものにしていくのは、
自分しかいないのだ。