記憶を消して、もう一回プレイしたい。



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大人になってから、めちゃくちゃハマったゲームのひとつ。

彼女にフラれた翌日にAppStoreからダウンロードして、

フラれたことも忘れて、その「世界線」にのめりこんだ。

 

ジョンタイター、IBM5100、宇宙ひも理論など、

過去の史実や、実在の科学理論をもとにしたストーリーは、

現実と仮想が本当に交差するARG的なおもしろさがあって、

タイムトラベルというSFも、実際にそこで起きているかのように

リアルに感じられる。まさに空想科学アドベンチャー。

シナリオライターの志倉千代丸に弟子入りしたいぐらいだ。

 

huke氏が手がけるイラストも素晴らしく、思わず画集を買ったほど。

音楽もとんでもなくメロディアス。OSTもいとうかなこの主題歌も。

まさに、話・絵・音の3拍子がそろった名作。と、

書きながらゾワゾワするぐらい、当時の興奮が僕の中に残っている。

 

序盤に長めに描かれる何でもない日常は、壮大な前振り。

中盤から一気に加速する物語と生死が乱れる衝撃の展開。

そしてエンディングに向かって無数の伏線を回収する収束。

 

丸2日かけて全シナリオを一気に制覇したあとの満足感は、

まさに「記憶を消して、もう一回プレイしたい。」でした。

とあるファンの一言ですが、名コピーだと思います。