コピーは発明だ。
僕たちコピーライターの間では有名な話だけれど、
日本初のコピーライターは、発明家「平賀源内」だと言われている。
夏場に「ウナギが売れないので何とかしたい」と近所のウナギ屋に相談され、
「本日 土用丑の日」と書いた張り紙をしたところ売れに売れたそうな。
250年の時を越えてなお、スーパーの最前線にある名コピーの誕生である。
同時に源内は、エレキテルの発明家にして蘭学者、
さらに脚本家、油絵画家、陶芸家に加え、イベントプランナーでもあった。
最新技術や流行から、新しい文化を「発明」していくことは、
コピーライティングと同じ発想だったのです。
今でも、「コピーは発明だ」と僕は思います。
コピーとは、これまで誰も言葉にできなかった気持ちを、
「え?」が「お!」になる言葉で定義し、定着させていくこと。
それは、新しい暮らしを提案し、人を笑顔にする仕事だと思うから。
「名作コピー」のコーナーでは、
まずは、コピーが発明してきた新しいライフスタイルの紹介と考察を。
つぎに、僕がコピーを書くために発明した「発想法」をまとめていきたいと思います。
※「本日 土用丑の日」の意味は、このブログできれいにまとめられています。
http://ameblo.jp/mammy888/entry-10944891894.html