ぜんぶ雪のせいだ。
僕が今年のTCC賞を選ぶなら「ぜんぶ雪のせいだ。」
圧倒的な露出もあったが、それがなくともひと目で記憶に残ったし、
コピーライターじゃない友人たちも「このコピーいいよね」って
僕が話をふるまでもなくフツーに話してた。
「売る言葉」にこだわるならば他にもたくさんいいコピーはあるけれど、
受けコピーすらない、裸のコピー1本で、日本中に拡散したコピーだと思う。
豪雪もあり、不慮ではあるが遊ばれる言葉にもなったのが、またスゴイ。
昨年の「青春は純白だ。」も好き。
来年も、その先も、こうして「女の子×コピー1本」という仕組みでいけるという
確たる基盤(フォーマット)を築き上げた点でも素晴らしいと思う。