自分では理解することのできなかった感情に本は名前を与えてくれる。



個人的には今季の覇権。

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OPも飛ばせない。いつもこのフレーズに聞き入ってしまう。

退屈な15ページだった
次をめくると息が詰まり溺れた

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第4話にこんなセリフがある。

「自分では理解することのできなかった感情に本は名前を与えてくれる。本に名付けられた感情をもう一度自分の中に取り入れたとき、また新しい感情が生まれる。それは自分自身をどこまでも掘り下げていく喜びなのよ。」

物語に呼応する歌詞は、和数が進むたびに意味合いを持ち、味わいを増していく。

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岡田麿里の脚本はすごい。あらためてそう思わせられる。聞いたようなセリフがなくて、いつもハッとさせられる。しかもそれが登場人物として育てられたキャラクターによってセリフとして発せられることで力を持つ。

ああ、これが本当の物語というものなんだともう一度、ハッとする。どうしたらこんな物語が書けるのだろう。

第10話のセリフも刺さった。

「ふられるなら、せめて最後に面白がらせたいんだ。」

なんでだろう。岡田麿里が描いているのは少女の感情ばかりなのに、男でも刺さる。そして、これまで誰も言葉にしてこなかった感情に名前をつけているようにも感じる。これは、一種の「発明」なのだ。

いつも思う。こんなセリフ書けない。でも、こんなセリフが書きたい。

 

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