資本主義の宿命。 資産家たちが「マネーゲーム」に命をかけて望んでいるならまだしも、命など決して奪われることのない安全地帯から、コロッセウムを見下ろすようにしてギャンブルに興じている。血を流すのは労働者。格差が広がる日本社会では、札束が剣であり、大量殺戮兵器。それでも血が足りない。自国だけではなく、他国の労働者たちを奴隷にして成り立っている。 資産家が憎いと思うのは、正義よりも嫉妬に近い自分がまた憎い。