動こう。好奇心が鳴るほうへ。/思考をやわらかくする授業(本田直之)



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自己啓発本はドーピングだと思う。
自分の気持ちをアゲるため、奮い立たせるため、たまに読む。
近ごろ「そうなんだよな」と共感することが多くなった。
昔はもっと、「へぇ〜」とか「すごい」どまりだったと思う。
感覚値として知っていることを言語化してもらう感じになってきた。
自分が感じてきたこと、向かおうとしている道は間違いじゃない。
そんな「自信」をドーピングして、今を動かす。
自信に根拠はいらない。動いた「結果」が自信に変わっていくだけ。
読んだら、動こう。必要なのは、結局それだけなのだ。

 

【生きよう。好奇心がワクワクするほうへ。】
まわりから「あいつは遊んでいる」と反感を買ってもいい。給料がなかなか上がらなくてもいい。どうせ給料が上がったとしても、次は下がるかもしれないし、まわりからの評判がよかったとしても、その人たちがいつまでそこに存在するかわからないから。そもそも会社自体がなくなってしまうかもしれない。そんなことよりも、遊びと仕事の垣根を取っ払おう。心の底からワクワクできるプロジェクトに首を突っ込もう。その経験こそが大きな財産になるし、お金も仲間も連れてきてくれるから。いつでも目先のメリットではなく、「その行為の後ろについてくるもの」に想像力を働かせよう。

 

【「いいな」と感じられたら、きっと自分にもできる。】
誰かに「憧れる」のはやめよう。遠い存在にしてしまうと、そこに自分はたどりつけない。自分でも気づかず、心にブロックをかけてしまうからだ。人に「憧れる」と、その瞬間、自分を鎖でしばることになる。大事なことは、この人にできているなら、自分にもできるだると思うことだ。自分の足りないものに気づいて、それをどうすれば手に入れられるかという発想に切り替えればいい。

 

【注文の多い人は、本当に欲しいものを手に入れることができない。】
仕事にしても、ライフスタイルにしても、パートナーにしてもそうだ。大切なことは、自分にとって「なにが理想か」ではなく、「なにが不可欠か」を考えること。自分の想いが強いかどうかを確かめながら、「必要だと思い込んでいただけのもの」を一つひとつ削り落としていく。削って生きながら、本当に大切なものを絞り込んでいく。それは世間一般の価値観から、自分の欲求にフォーカスを移していく行為だ。本当に欲しいものがわかれば、それはきっと手に入る。そしてそれを手に入れたあと、細かい欠点は気にならないはずだ。

 

【その他のメモ言葉】
お金がないなら、お金をかけずにやる方法を考えればいい。
捨てられないものの大半は、なくしても気づかない。
誰かに好かれているということは、誰かに嫌われているということだ。
自分の手で作りあげたものを、あえて自分の手で壊してしまおう。
旅のように生きる。人生には期限があることを常に感じながら濃く生きる。
旅先に着いた翌朝、周辺を1時間ランニングする。歩いたら4kmでも、走れば10km走れる。すると、街の全貌を感じることができる。